【報告】多文化カフェ① メディアリテラシー教育、哲学教育、多文化教育の邂逅

(一社)多文化社会専門職機構では、さまざまな分野で多文化社会の問題解決に取り組む人びとの対話を通じたネットワークづくりを目指して「対話の場づくりプログラム」を実施しています。

2018年の1回目として、2018年10月20日(土)に、多文化カフェ①「メディアリテラシー教育、哲学教育、多文化教育の邂逅~それぞれの教育目標・実践を語り、将来の事業連携の可能性を探る~」を開催しました。

本機構の小山紳一郎(フリーランスプランナー/明治大学大学院兼任講師)がコーディネーターを務め、メディアリテラシー教育分野から坂本旬さん(法政大学キャリアデザイン学部教授)、哲学教育分野から土屋陽介さん(開智日本橋中学校教諭、開智国際大学非常勤講師)をリソースパーソンとしてお迎えし、リラックスした雰囲気でテーマについて語り合いました。坂本さんのお話からは、マジョリティ側によくみられるステレオタイプ的な反応は、メディアリテラシーの観点から分析してみれば変えられるのではないかといった示唆が得られました。また、土屋さんからは、自身が行っている哲学に関する授業実践について報告があり、どんな意見でも保障される・意見を言わない自由もある「セーフティな空間」を心掛けているとお話がありました このような視点は、多様性を認めるという点で外国ルーツの人たちと対等な場と持とうとする私たちにとって重要な視点ではないかと感じました。

参加者からは、「普段多文化社会に関わる仕事をしていると、メディアの利用法に気を付けなければならないことが多いと感じています」「普段は日本語教育に関わっていますが、私自身それらの経験の中で哲学について語り合うことに関心を持っていたところです。今回の場は大変勉強になりました」といった感想が聞かれました。

本機構では今後も多文化社会のさまざまなテーマについての対話の場を設けていきたいと思います。次回は下記のとおりです。ぜひご参加ください!

【次回開催予定】
対話の場づくりプログラム 多文化カフェ②
「多文化社会コーディネーターNext generation~若手が語る『わたしのしごと』~」
◇ 日 時:2018年11月17日(土)14時30分~17時30分
◇ 場 所:神田古書センタービル6F
(東京都千代田区神田神保町2-3)
http://tassk.org/2018/10/24/tabunkacafe2_next-generation/
◇ 申込方法
メールで、「件名」を「多文化カフェ②」とし、本文には名前、所属、電話番号を記入し、つぎのあて先まで送信してください
Email: midorihosoi@hotmail.com(担当 新居)

2018年11月02日 | Posted in 活動報告 | | Comments Closed 

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