TaSSKオンライン多文化カフェ(19)を開催しました
10月21日(土)夜、「TaSSK オンライン 多文化カフェ」が開かれました。
テーマ:「「人間と自然との関わり」から問う多様な文化の交錯と多文化社会」
話題提供者:山西優二さん
今回の多文化カフェは、山西優二さんから話題提供いただきました。山西さんは今年に入ってから東京都内のある山奥で山小屋暮らしを少しずつ始め、その生活を楽しんでいるそうです。山西さんからは山小屋生活の様子を紹介いただきつつ、「人間と自然との関わり」ついて問題意識をお話いただきました。それは、SD(持続可能な開発・社会)を巡る議論が、本質を捉えつつSD を超えていくような視点で十分にはなされていないのではないか、というものです。つまり、「人間と自然との関わり」への問いを基点に、SD が「人間の自然への能動性」を基底に据え「公正の文化」に根ざす社会のありようを描くのなら、「自然による人間の受容性(人間の自然からの被受容性)」を基底に据え「受容の文化」に根ざす社会のありようも描いてみれないのか、という問いでした。
とても難しいテーマだと思われますが、参加者からは「内的自然として身体を捉えるお話が自分自身にとってとても新鮮で、勉強になった」「多文化共生を表面的ではなく、もっと深いところからとらえ直す必要があるのではないか」といった意見が出されました。
山西さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!