(開催報告)10/18_地域日本語教育コーディネーター フォローアップ研修
2024年10月18日(金)に、全国各地で活動する地域日本語教育コーディネーターを対象して「地域日本語教育コーディネーター フォローアップ研修」を開催しました。多文化社会専門職機構(TaSSK)が実施している文部科学省委託 令和6年度現職日本語教師研修プログラム普及事業「地域日本語教育コーディネーター研修」今年度受講者、および昨年度までに同研修を修了した120名が集い、地域や修了(受講)期を超えて学び合うとともに、ネットワーキングの機会としました。今年度は初のオンライン実施となり、これまで参加が難しかった方にもご参加いただくことができました。
演習「地域日本語教育における公・共・私のつながり」
演習には67名が参加。小グループに分かれ、各グループのファシリテーターと共に前半の講演に対する感想・意見交換を行いました。その後、各コーディネーターが抱える課題、その解決のために心がけていること、工夫していることなどについて議論を行いました。
全国各地で地域日本語教育コーディネーターとして活動する方同士、議論が尽きることがありませんでした。
参加くださったみなさまにあらためて感謝申し上げます。また、TaSSKではこれからもこのような機会を設けていきたいと思います。
参加者の感想(一部抜粋)
「国の考え方を再認識できたことと、ワクワクさんのお話が刺激的でした。」
「初めてのオンライン開催に感謝いたします。オンラインだからこそ全国で活躍されている話が聞けてとてもよかったです」
「小グループでの話は、とてもよかった。それぞれが関わっている立場からのお話をゆっくり聞くことができた。オンラインでの研修は、地方に住んでいる者にとっては参加しやすいが、対面の方がやはり、いろいろな交流ができると感じた。いろいろな形で、研修の機会が増えると嬉しい。」
「時間が短かったこと、オンラインだったことで若干話しにくかったことが、少し残念でした。」
「国レベルでの制度の話だけでなく、地方自治体レベルでの、制度設計の話が聞きたい。地元の市に、「こんな事をやっている市町村もあるそうですよ」と話ができるように。ただ、その一方で、行政がやらなければ何もできないという考えは違うんじゃないか、とも考え始めている。そういう例も知りたい。」
「マクロ・ミクロ、それぞれの立場の関係者が課題を共有し、同じゴールに向かって役割を分担することについて改めて考えるきっかけになった。」
「子供を通して大人の日本語教育を通して地域の日本語教育とサイクルな形なんだなと勉強になった分、自分の地域の課題を把握しなくてはいけないと焦りを覚えた」
「コーディネーターの仕事をして、始めてからこのかたずっと孤独な立場で仕事をしている気がして、当初は文化庁主催の研修会等も緊張やストレスの方が大きかったのですが、今は、共感し合える機会になっていて、癒しになっていることに気がつきました。」