オープンフォーラムのお知らせ: 第3回多文化社会実践研究フォーラム

今年度は多文化社会実践研究フォーラムは午前10時30分からスタートします。午前中は参加型の催しが開催されます。ぜひご参加ください。

[日 時]2018年12月9日(日)10:30~19:10
オープンフォーラム10:30~12:00
全体会・分科会13:00~18:15
交流会18:30~19:10

[場 所]早稲田大学戸山キャンパス(東京都新宿区戸山1-24-1)受付:36号館-382教室前
[定 員]180人(先着順、事前の申込みが必要です。) 申込受付中!
[参加費]4,000円(一般)、3,000円(会員)、2,000円(学生)


■10:30-12:00  オープンフォーラム

1)「対話のひろば」 会場:36号館681 581教室(変更になりました12/7)

(一社)多文化社会専門職機構の会員と自由に対話をするプログラムです。

対話のひろばでは、「多文化社会」に関連する現場で専門職として
活躍なさっている方と1対1でまとまった時間対話することができます話を聴くのでもいいですし、何か相談しても構いません。
自由に時間を使ってください。対話時間は概ね、30分程度を予定していますが、参加人数によっては多少前後するかもしれません。

≪対話者≫ ※(五十音順)対話者は当日に向けて増える可能性があります

・伊東祐郎氏(東京外国語大学)
カリキュラム」「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA」「生活者としての外国人に対する日本語教育の標準的なカリキュラム案」等を開発してきました。専門は応用言語学で、特に日本語のテストを研究しています。

・岩田久美氏(スペイン語通訳)
フリースペイン語通訳として1992年からビジネス、セミナー、を中心に通訳をしています。2011年に東京外国語大学「コミュニティ通訳コース」を終了してからコミュニティ通訳として、専門家相談会や弁護士事務所での通訳及び2017年からMICかながわで医療通訳として稼働しています。

・北村祐人氏
(TaSSK認定多文化社会コーディネーター/文化庁国語課専門職)
2010年より愛知県豊田市と名古屋大学が共働で取り組む「とよた日本語学習支援システム」システム・コーディネーター、2016年より現職。2017年には、多文化社会専門職機構から多文化社会コーディネーターとして認定されました。専門は日本語教育ですが、狭義の教育実践のみではなく、日本語教育と社会との関わりについて考えてきました。

・高田友佳子氏(Our Foreign Neighbors We Care)
米国でMaster of Social Workを取得後、Licensed Social Workerとして子供専門病院で重度の精神疾患がある子供達のカウンセリングとコミュニティでのサポートに従事。帰国後は外国人相談や自治体の多文化共生ボランティア事業の立ち上げに携わりつつ、在住外国人を支援するための団体Our Foreign Neighbors We Careを立ち上げ代表として活動中。

・中村亮氏(弁護士/多文化社会専門職機構 理事)
弁護士として外国人が当事者の家事事件、刑事事件、入管関係事件(主に非正規滞在者の在留資格獲得のための活動)を取り扱っています。弁護士に相談することは日本人にとっても敷居が高く感じるようで、日本語が母語でない人に広く法的救済の機会を確保することは永遠の課題といえます。

・奈良雅美氏(多文化社会専門職機構 監事)
大阪、神戸などでNPOの中間支援組織の仕事をして12年。東京外大の多文化社会コーディネーターの専門性育成の研究会にも携わった。今の私のテーマは「市民の参加と協力を市民社会の力にすること」。外国人女性支援の(特活)アジア女性自立プロジェクトの代表理事。

・野山広氏(国立国語研究所  准教授,基礎教育保障学会副会長)
国内外の日本語教育機関や,文化庁の専門職(日本語教育調査官)を経て,2004年から現在の職場に勤務。主な編著書に『外国人住民への言語サービス-地域社会・自治体は多言語社会をどう迎えるか』(2007)など。

・三木紅虹氏
(横浜市瀬谷区福祉保健センター生活支援課教育支援専門員)
33年前に初来日、東京医科歯科大学大学院に留学し、歯学博士を取得。2002年から横浜市の国際交流ラウンジでの相談員を皮切りに、多文化共生教育コーディネーターやMICかながわで医療通訳兼コーディネーター、さらに社会福祉主事で子どもの貧困問題を教育支援しながら、医療通訳者の育成に取り組んでいる。

2)「参加者による自主企画セッション」

―個人や団体の多様な視点での議論の場を提供します。
多文化社会の課題解決にむけて、個人または団体で取り組まれている方々に、実践の発表と参加者との議論の場を提供します。

【第1会場 36号館581教室】※この発表は発表者の都合により演題取り下げとなりました

「地域における留学生と多文化共生の地域づくりを目指して」

発表者:尾本 勝昭氏(公益財団法人ひろしま国際センター広島県留学生活躍支援センター)

・内容・
 少子高齢化や人手不足の影響による外国人の受け入れ、特に留学生の採用、定着支援は企業の高度人材のニーズのみならず、地域の多文化共生社会の担い手として外国人のロールモデルとなる可能性があると思われる。
 本稿では我が国の地域における留学生の受け入れ、勉学・生活、就職支援のみならず、留学生の採用、定着が地域の多文化共生の中核的存在として重要であるとのビジョンを掲げて政策推進している広島県の事例を紹介(事業内容、成果、課題)するとともに、留学生の地域における受け入れ(含む採用、定着)が地域の多文化共生社会の多様な存在としてどう位置付けられているかその課題は何かという視点から欧州評議会のインターカルチャル・シティの受け入れ政策との比較・検討を通して、我が国の留学生政策と多文化共生政策の可能性を地域づくりの視点から展望する。
 また、広島県の留学生受け入れ政策が多文化共生政策のビジョンからスタートした背景を紹介する。

【第2会場 36号館582教室】

「労働環境整備~様々な連携を考慮した介護用語・表記を日本語標準語化の視点から考える~」

発表者:船生 佳孝氏

・内容・
 日本人人材のみの労働環境から外国人人材を加わった場合の労働環境おいて、教育面を含め様々な環境整備が必要と考えられる。本発表では、環境整備の一つとして介護用語・表記(記録)を取り上げ、介護現場の現状を分析した上でなぜ本整備が必要なのかを、労働者視点で発表する。

【第3会場 36号館382教室】

「『大学生プレゼンコンテスト』からはじまること」

発表者:東京都大学生による多文化共生プレゼンコンテスト出場有志チーム

・東京女子大学 松尾慎ゼミ「扉で繋がる多文化共生~隔たりのないわたしとあなた~」
・早稲田大学 山西優二ゼミ 「地域でつむぐ私たちの多文化~共生の文化を作ろう~」

・内容・
 東京都主催のプレゼンコンテスト「多文化共生都市をめざして-学生が考える東京の未来-」が、12月8日(土)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されます。
これは、東京都の人権啓発イベントとして、「ヒューマンライツ・フェスタ東京2018」の一環として実施され、大学生たち5チームが、東京を多様性が尊重され、優しさにあふれる都市とし、互いの文化や生活習慣を尊重できる「多文化共生都市」を実現するための効果的な取組に関して、プレゼンを行うイベントです。
 本会では、このイベントに出場するチームのうち、東京女子大学及び早稲田大学の有志メンバーに登場いただき、コンテストで発表した内容をオープンフォーラムでも発表してもらいます。その上で、会場にきている実践者から疑問や質問を出してもらい、対話を行います。
 学生たちによるプレゼンとその共有、そこから生まれる対話を通して、集う人々が新しい気づきや実践活動を深めるのヒントが得られるような場を提供します。

2018年11月26日 | Posted in お知らせ | | Comments Closed 

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