報告:地域日本語教育コーディネーター フォローアップ研修(2022年10月21日)

2022年10月21日に、東京都内で全国各地で活動する地域日本語教育コーディネーターを対象して「地域日本語教育コーディネーターフォローアップ研修」を開催しました。

今年度に多文化社会専門職機構(TaSSK)が実施している文化庁受託「地域日本語教育コーディネーター研修」受講生、および昨年度までに同研修を修了した69名が集い、地域や修了(受講)期を超えて学び合うとともに、ネットワーキングの機会としました。

開会挨拶:伊東祐郎(TaSSK担当理事)

講義「「日本語教育の参照枠」について」
講師:松井孝浩氏(文化庁国語課日本語教育調査官)

講義「サードプレイスとしての地域日本語教室」
講師:深江新太郎氏(多文化共生プロジェクト代表)
研修ファシリテーターによる座談会「地域日本語教育コーディネーターの役割再考」
髙栁香代(TaSSK)、土井佳彦(TaSSK)、長尾晴香(TaSSK)、進行:菊池哲佳(TaSSK)

ワークショップ「ANADO~あなたならどうする?地域日本語教育の”あるある”シミュレーションゲーム」
進行:矢野花織氏(北九州国際交流協会総括コーディネーター)
ワークショップの様子
研修振り返り

なお、開催にあたっては、会場の窓を開けて常時換気するとともに、マイクの受け渡しや席の移動時には毎回消毒を行うなど感染防止を徹底しました。参加者のみなさまのご協力にあらためて感謝申し上げます。

研修全体の感想(一部抜粋)
「昨年の研修も1日があっという間でしたが、今日もあっという間の楽しい1日でした。リアルでお会いできて本当によかったです。あちこちでがんばっている仲間がいるんだと実感しました」
「本研修は、コーディネーターとしての学びや気付きと同時に「仲間ができる」という血の通ったネットワークを作ることができる研修だと感じております。そうした研修運営という点でも、大変多くを学ばせていただきました。伊東先生が最後におっしゃったように、今日受講者として得たものを、現場に戻って自分がコーディネーターとして生かしていくことができるよう、明日からまた頑張りたいと思います」
「日頃のモヤモヤがスッキリした一日でした」
「地域活動の中で実際存在しているあるある問題をANADOゲームを通して参加したメンバーの互いの意見を聞くことができたのでいろいろ気づかせることが多かったです。 学びが多い研修だったのでとても良かったです」
「やはり、対面はいい!そして必要だと思いました。昨夜は、久しぶりになんだか清々しい気持ちの夜でした」
「研修の振り返りでも出ていましたが、コーディネーターとしてのサードプレイスとなっていると実感しました」

TaSSKでは今後も、対面とオンランを併用して研修やネットワーキングの機会をつくっていきたいと思います。ご参加くださったみなさまにあらためてお礼申し上げます。

2022年10月23日 | Posted in お知らせ, 活動報告 | | Comments Closed 

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