多文化社会専門職機構設立記念・第1回多文化社会実践研究フォーラム 「多文化社会を語り合う」を開催しました。

開催日時:2017年2月26日(日)13:30-17:00
場所:明治学院大学白金台キャンパス
参加者:109人
内容:多文化社会専門職機構 概要説明 / 多文化社会専門職機構 設立にあたっての思い/ ワールドカフェ「わたしの実践を私たちの実践に−多文化社会としての日本の課題と実践を語り合う−」


本フォーラムの来場者は呼びかけ人を含めて100名を超えました。

参加申し込みを受け付けるとあっという間に定員に達してしまいました。ご参加の意思がありながらご参加いただけなかった皆さま、どうも申し訳ございませんでした。

代表理事に就任した野山広さんの挨拶の後、菊池哲佳さんによる機構の説明がありました。今後、展開していこうと考えている事業がいくつか紹介され、高栁香代さんからは九州で展開しようと構想中の外国人相談の協働モデルづくりについてより詳しい説明がありました。

続いて、野山さん、副代表理事の山西優二さん、阿部裕さんが「多文化社会専門職機構設立にあたっての思い」というタイトルで鼎談(司会は、松岡真理恵さん)を行いました。鼎談で印象的だったことは2つありました。一つは、3人の「思い」には共通してその半生をコーディネーターとして捧げた故杉澤経子さんの存在があったことです。また、もう一つは、鼎談の中で「僕はそうは思わない」というような本気のやり取りがみられたことです。そういうやり取りが穏やかな雰囲気の中で行われるところに本機構の自由さ、オープンさがうかがえたような気がします。

そして、約2時間掛けてワールドカフェを行いました。テーマは「わたしの実践をわたしたちの実践に‐多文化社会としての日本の課題と実践を語り合う‐」でした。100名を超える参加者が24グループに分かれ自由に対等に対話しました。固定机の大教室でワールドカフェを運営するのは不安もありましたが、逆に一つのチャレンジであると考え臨みました。結果ですが、来場者のアンケートによれば、様々な対話が行われ、経験や思いが共有されたようです。「落書き」用の模造紙の「お代わり!」があったワールドカフェは初めてです。これも参加者の背景が非常に多様であったことと、聴くことを大切にするという価値観を共有する参加者が非常に多かったからだと思います。

フォーラムの後、一時間ほどの交流会が持たれ、さらなる対話交流が広がり、6時半頃に本フォーラムの幕が閉じられました。

最後になりましたが、本フォーラムの参加者の皆さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。また、会場を提供してくださった明治学院大学、運営を支えてくれた凡人社、明治学院大学、東京女子大学の皆さんも感謝申し上げます。

フォーラムが終わって、正直、少しほっとしています。しかしながら、多くの宿題をいただきました。微力ではありますが、皆さんと協働し、日々の実践、活動にあたっていきたいと思います。また、笑顔でお会いしましょう。

(文責 松尾慎)

 

第2回多文化社会実践研究フォーラムの開催は決定次第、このホームページにてご案内いたします。

2017年02月28日 | Posted in 活動報告 | | Comments Closed 

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